精密空調機 導入事例
精密検査装置の温度管理
品質を確認するための検査装置では検査条件を明確にする必要があり、精密空調機を導入することで再現性も担保され、ご好評いただいております。
定盤の温度管理
高い精度を求められる精密加工などにおいては、定盤の温度管理は必須。定盤の伸縮を抑え、加工精度を保つ目的にご採用いただきました。
クリームはんだ印刷機の温湿度管理
クリームはんだ印刷機内を温湿度管理することにより、クリームはんだの粘度変化を抑え、にじみやダレによる品質不良を低減させます。
アプリケーション
精密検査装置の温度管理
材料の特性を連続して精度良く、自動的に計測する工程では温度管理が重要です。ワークや計測機器に搭載されているセンサには温度特性があり、周囲温度によって結果が変わることがあります。PAUユニットなら検査環境に最適なエアーを簡単に供給することができます。
引張試験機
温度変化によってワークの機械的性質が変化するため信頼性の高い結果を得るためには、一定の試験環境で評価をする必要があります。また、試験片が吸湿性の高いものであれば、湿度管理も重要となってきます。精密空調機の導入により、季節や天候に左右されない安定した試験環境を作ることができます。
露光装置
露光装置ではフォトマスクの膨張と収縮を抑えるため、冷風を供給し、温度を安定させる必要があります。PAUユニットなら、温度・湿度・クリーン度が求められるエアーを実現します。
エンジンベンチ
エンジンベンチテストでは環境規格が定められており、エンジンの吸込み空気の温度と湿度を一定にする必要があります。PAUユニットは安定した温度・湿度エアーを簡単に供給し、評価効率を大幅に改善します。
分注機
分注機は液体を一定量吐出するための装置です。分注対象に応じて、温度を管理することで、吐出量の精度向上につながります。
スピンコータ
温度・湿度が管理されていない場合、塗液の粘度が変動するため拡散速度や付着性が変化し、膜厚のバラツキが発生します。周囲温湿度を一定にし、塗液の粘度変化を防ぐ必要があります。PAUユニットで温度・湿度を管理することで、歩留まり向上につながります。
超精密加工機
周囲温度が変化すると、ワークの数ミクロンの伸縮や機械フレームの伸縮、送り装置の伸縮などが発生します。周囲環境の小さな温度変化がミクロン、ナノ加工部品においては加工不良に繋がります。そのため温度管理が非常に重要になります。
打錠機
錠剤製造工程では湿度管理が特に重要です。最適な湿度に管理されていないと、製品不良(割れ・欠け・スティッキング現象など)につながります。PAUユニットは、簡単に高い精度で温度と湿度の管理ができ、歩留まり改善に貢献します。
充放電装置(バッテリーテスタ)
二次電池はその性能と安全性評価に対する規格がJISやIECで規定されており、評価試験時において周囲温度を守る必要があります。一定温度の空気を一定量供給し続けることでデータの安定に貢献します。
印刷機
印刷工程で使用する溶剤やクリーム半田は、温湿度が変動すると粘度に大きく影響され、にじみ・ダレ・かすれが発生する可能性があります。装置内の高品質な温湿度管理が年間を通じて必要となります。
モールドプレス
粉体を押し固めるモールドプレスは、粉体保管庫の温湿度条件によって品質が変わります。装置内や保管庫内の温湿度を精密にコントロールし、成形時の品質を維持します。
プローバ
プローバは微小な測定対象物にプローブを接触させ、高精度の測定を行います。測定対象物は温度によって特性が変わるため、プローブや環境の温度の安定が要求されます。
電子天秤
電子天秤は高い測定精度で質量を測定します。温湿度の変化によって測定物の質量が変わると一定の評価ができません。精密な温湿度管理により、測定の再現性を向上します。