チラー 導入事例
チラーの導入事例
アプリケーション
溶接トーチの冷却
フロン機器のノンフロン化を推進されているお客様にて、既設のチラーをノンフロンチラー PCU-NEシリーズに更新いただきました。アプリケーションは溶接トーチの冷却です。お客様ではトーチ内の配管詰まりを予兆保全するために、チラーの戻り水温を外部温度センサで計測されていました。PCU-NEシリーズでは、外部温度センサの値をチラー本体の液晶パネルに表示する機能があり、ご導入後、確認がとてもし易くなったと大変ご好評いただいております。
スパッタ装置の冷却水温調
既設のチラーが故障したタイミングで、ノンフロンチラー PCU-NEシリーズに更新いただきました。アプリケーションはスパッタ装置の冷却水の温調です。スパッタ装置は冷却水温度が高温になると緊急停止するため、高額なワークの生産時には大きな損失を出してしまうとのことで、ノンフロンチラーの制御精度・流量、揚程などの商品スペックの高さをご評価いただき、採用を決めていただきました。
真空蒸着装置の冷却
真空蒸着装置をご利用のお客様で精密チラー PCU-Rシリーズをご採用いただきました。膜厚を高精度に制御し、均一に成膜する上で、高精度に温調された循環水が必要となります。PCU-Rシリーズは循環水を±0.05℃の高精度で制御するとともに、多段式渦巻きポンプによる脈動レスな送水が可能な点をご評価いただき、ご採用に至りました。
油圧プレス用オイルの間接冷却
大型油圧プレスの油圧作動油が地下ピットで高温となり、対策をご検討されていたお客様に、高性能チラー PCU-SLシリーズをご採用いただきました。地下ピットでは設置スペースが確保できないという状況であったため、今回はチラーでの間接冷却をご提案させていただきました。また、オイルミストや粉じんが舞う厳しい現場環境でも冷却能力を維持できるPCU-SLシリーズのタフネス構造をご評価いただきました。
加硫機のマイクロ発信器の冷却
加硫機導入時にマイクロ発信器の冷却用に搭載されていたチラーの老朽化更新に伴い、高性能チラー PCU-SLシリーズをご採用いただきました。PCU-SLシリーズは本体の多面上部に通風経路が設けられており、従来の一面吸込式チラーと比較し、吸込風量が均一化され、フィルタ目詰まり時の能力低下を抑制できる点、ご評価いただき、お選びいただきました。
クーラントタンクの冷却(屋外設置)
工作機械のクーラントタンクを間接冷却するために高性能チラーPCU-SLシリーズを採用いただきました。チラーを屋外に設置することで、工場内のチラーの設置スペースを省スペース化できる点、工場の排熱を抑制できる点を評価いただきました。PCU-SLシリーズは高い耐水性能(IPX4)と、標準搭載された高揚程ポンプにより、屋外の離れた場所でも安心してお使いいただけます。
射出成形機の金型冷却
夏場など周囲温度が高い時期に発生しやすい冷却不足を解消。
製品の不良率低減に貢献します。
高周波加熱装置
加熱時に温度上昇する発振器やコイル、さらには熱処理した製品を冷やすクエンチングに冷却水が使用されます。
夏場は周囲温度も上昇し、冷却水の温度も上がりやすいですが、チラーを使用することで安定した冷却が実現可能です。
アーク溶接機
溶接電源やトーチ周りの温度を一定に保つことで、溶接条件を安定化させます。
シート成型機のロール温調
ロールの温度を均一に保つことで、製品の品質向上に貢献します。
エッチング、スパッタリングの冷却水温調
基板冷却のプレートや真空チャンバ内の冷却水の温度と流量、吐出圧力を一定に保ちます。
プラズマCVD 装置
冷却水温を一定に温調することで、反応室やプラズマ電極、基板の最適温度を保ちます。
ランプアニール装置
最適温度でのアニール処理によるタクトタイムの向上のため、ステージの冷却が必要です。
原料タンク
保管液体の品質を安定させることで、製品の高品質化や、生産性の向上を実現します。
食品業界:原料の温調、攪拌工程、醸造工程
化学・樹脂業界:原料の温調、反応熱の除去
電気・電子業界:レジスト液の粘度安定化など
露光機、エッチング装置
ステージの高精度な温調と、熱源であるランプへの安定した冷却水の供給が可能です。
これによりロット間のばらつきを最小限に抑え、品質向上を実現します。
精密加工機
高精度が求められる精密加工機では少しの温度変化でも、製品や主軸の伸縮が発生してしまいます。
求められる高い加工精度を実現できる高い温度制御により、歩留まりの向上に貢献いたします。
レーザー加工機
レーザー加工機の安定的な出力の維持にはレーザー発振器の冷却と光学系の温調が不可欠となります。
高精度な温度制御により、機器が結露することなく、レーザー出力を安定させることが可能です。
各種分析装置
PCU-Rシリーズは1台で-10℃から80℃まで設定することが可能です。
これにより、さまざまな温度帯での分析や試験が1台のチラーで可能となります。
印刷機のUV ランプ
紫外線を発生するランプの温度が上がりすぎると、発光効率が低下し、寿命も低下するため冷却が必要です。
各種検査装置
検査装置の電源や測定部が発熱すると、機器の不具合や測定不良につながります。
循環水の安定化により、高精度で安定した検査を継続的に持続可能となります。
真空乾燥、減圧蒸留、脱気・脱泡装置
高真空ポンプや水封式の真空ポンプは、冷却水温度が上昇すると、真空度が低下します。
冷却水温度を一定温度に冷却することでタクトタイムの短縮、品質の向上を実現します。
コーティング剤、塗布剤の含浸槽
コーティング剤は温度変化に伴う粘度変化により塗布量や膜厚が大きく変化します。また、接着剤などは温度変化により劣化してしまう可能性があります。
コーティング剤、塗布剤の温度を一定に維持することで品質向上に大きく寄与します。
その他導入実績例
電気・電子
○携帯電話基地局の評価装置
○バッテリー試験装置
○露光機
機械
○解凍機のマイクロ波発振器
○モータの耐久試験機
精密機器
○RF電源
○プラズマ窒化装置
○オゾン発生装置
化学・樹脂
○押出成形機のロール
○混練機
○押出成型の冷却水槽
食料品
○チョコレートのテンパリング
○ワイン・ビールの醸造タンク
○アロマ蒸留器
紙・パルプ
○コルゲーターのスプラッシュエプロン
○インク・塗料、糊の保管槽
ガラス・セラミックス
○原料混合タンク
○研磨用洗浄水
○コーティング剤、溶剤の保管タンク
医薬品
○薬剤の反応槽
○凍結乾燥機(フリーズドライ)
○ロータリーエバポレーター
鉄鋼
○X線厚み計
○プラズマ切断機
○メッキ液槽
輸送用機器
○エンジンベンチテスト
○射出成型機
○レーザー溶接機・スポット溶接機
金属製品
○TIG溶接機
○超音波洗浄機
○破砕機
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